「諸費用」が以上に高いハウスメーカーもある!!

 

家づくりの費用

家づくりの費用は大きく分けて「本体工事費」「別途諸費用」から成り立っています。家づくりの費用にとっていずれも欠かせないものなのですが、主に施工者側の見積もり作成の都合上、このように分けられています。そのため工事を請け負うハウスメーカー、工務店などによって、どこまでを「本体工事」とし、どこまでの範囲を「別途諸費用」とするかは、必ずしも統一されていません。これは住宅業界の大きな問題とも言えます。価格を表現するものさしが異なるのです。ハウスメーカーや工務店によってその割合が違うのです。

 

本体工事費だけに注目して検討していたら、最終的に別途諸費用が予想外に高く、総費用が予算を大きくオーバーしてしまった・・・というケースも多くあるのです。一般的には総額の約8割くらいが本体工事費、残りの約2割が別途諸費用と言われますが、なかには3割・4割が別途諸費用となっているハウスメーカーも実在します。特に打ち契約前の合わせや設計段階ではもっぱら「本体工事費」が話題になり、「別途工事費」は、様々な調査結果を待ったり、仕様やグレードの決定が後になったりすることから金額が明示されるのも先延ばしになるのが実状です。ですからつい意識から遠くなりがちです。本体工事費だけで話を進めて、最後に大きな金額の別途諸費用が出てきて、話が暗礁に乗り上げるということもあるのです。言うまでもありませんが、「別途」だからといって、当面不要な工事や費用であるというわけではありません。引渡しまでには支払わないといけない金額です。常に「本体工事費」と一緒に、念頭に置いておいて検討することが必要です。

 

「本体工事」と「別途工事」一緒に考えるとコストダウンにに成功しやすいと言われています。たしかに「別途工事」の中の外構工事やガーデニング工事費などは、しばしば後回しにされているのをよく見かけます。仮のポストが玄関ドアの足元に置いてあったり、道路から玄関ドアまでのアプローチが、あり合わせの石を並べた仮のものであったり、綺麗な家は完成しているのに外構は土のままで、雨が降るとドロドロ・・・というケースもしばしば目にします。このようなものが「外構工事はすべて後」と割り切ったことの結果です。しかし、住まいの顔になるこれらの部分は建物と一体でデザインし、仕上げるのが基本なのです。これでは非常に不細工な状態です。外構が未完成では、建物が完成してもまだ工事中のようで満足感も安心感も得られません。また、建物に外構の役割をもたせるように設計を工夫すれば、外構工事にかかる費用を大幅に圧縮することも可能なのです。これも考え方次第ではありますが。こうしたことも、建物と外構を一体で考えるからこそできるコストダウンなのです。

 

電気・ガス・水道の工事などの設備関連だけでなく、冷暖房設備なども、器具の選定により大きく費用が異なるので注意が必要です。エアコンや空調機の取り付け工事には販売店専属の工事会社が当たるため、別に予算として計上されることが多くなります。しかし、いずれも日々の暮らしにとても重要な要素です。冷暖房システムをどうするか各部屋にエアコンを付けるか付けないか、思い切って全館空調システムにするか、個別に付ける場合でも機種や仕様をどうするか、天井や造作家具内に格納するかしないか、などは、基本設計の中で総合的に考えたいものです。これらに関しても本体工事費用、別途諸費用の内訳の確認が重要です。

 

 

 

 建築家に支払う費用は高い? 【ハウスメーカーも結局は同じ】

家づくりを建築家や設計事務所に依頼すると「設計監理費」というものが必要になります。これも「本体工事費」には含まれない隠れた項目です。工務店やハウスメーカーに依頼した場合は、設計に関する費用は建築工事請負契約の中に含まれ、工事費に加算されています。しかし建築家や設計事務所は別途請求がくるのです。

 

 建築家の設計監理費は、本体工事費の6%〜18%程度と言われています。その設計士や建築家によって幅は広くなっています。この数字は、設計事務所によって異なります。別になっているために非常に高いと感じる人があるかもしれませんが、建築家ならではの家族の暮らしに合ったでいねいなプランニングや斬新なアイデア、工法や仕上げ材の工夫などが期待できます。ハウスメーカーや工務店にはできない家づくりが実現できます。コストダウンの相談も建築家や設計事務所はしやすいといえるでしょう。また、工務店やハウスメーカーから出された見積もりや契約内容のチェック、工事中の現場のチェックや各種検査の立会いなども、建築家や設計事務所業務範囲です。ハウスメーカーや工務店で建てる時も、建築家や設計事務所をうまく利用することが大切です。これらに対する費用と考えれば、一概に高いとは言えないのではないでしょうか。

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