トヨタホームの木造住宅「モクア」は成功するのか?

木造に進出

 

鉄骨住宅のトヨタホームが、木造住宅の分野に本腰を入れる方針を明らかにしました。まずは東京都練馬区に11区画の分譲住宅を予定しています。木造住宅の分野で新たな顧客層の開拓を狙っています。

 

 

トヨタの展示場

子会社の「トヨタ・ウッドユーホーム」では木造のツーバイフォー住宅を扱っていましたが、トヨタホーム自体が木造住宅を自ら手掛けるのは初めてとなります。本年度は東京をかわきりに、以降全国展開する予定です。4月には、新ブランド「MOKUA(モクア)」を立ち上げて、今後の方針などの詳細を発表するとしています。躯体構造としてはツーバイフォー工法を採用するとしています。同じ躯体構造を採用している子会社の「トヨタウッドユーホーム」から建築部材の多くを調達するようです。また、最長60年保証など鉄骨住宅と同様のアフターサービスを提供するとしています。

 

トヨタホームのマーク 

当初は注文住宅は扱わない方針で、建売の分譲や宅地開発がメインとしていますが、将来的には注文住宅も視野に入れているようです。価格帯は1,500万円〜2,000万円を予定しているようです。メインの鉄骨住宅が約2,500万円あたりなので、それらを下回り、かつ地場の工務店やローコスト系のハウスメーカーと競合しないように、価格設定をするとしています。2018年度は東京の分譲住宅を皮切りに、愛知や神奈川、千葉などで事業を展開する方針です。2019年以降は埼玉・群馬といった首都近郊県への拡大するようです。

 

 

 

トヨタホームは低価格な木造住宅を展開予定!?

「パナホーム」「ダイワハウス」が昨年、木造住宅の分野に新商品を投入してきました。大手の鉄骨系ハウスメーカーが、富裕層や高額所得者層をターゲットとして、高価格帯の木造住宅を展開し始めたので、同じ鉄骨系の大手ハウスメーカーであるトヨタホームの同行も気にしていましたが、「パナホーム」「ダイワハウス」同様に木造住宅の分野に、新たな商圏を求める動きとなりました。

 

トヨタホームの木造進出

しかし「パナホーム」「ダイワハウス」とは方向性が異なり、トヨタホームは富裕層や高額所得者層狙いの高額な木造住宅ではなく、ローコスト系に近い低価格な木造住宅を目指しているようです。富裕層などの要望に対応し、これまでは設計事務所や建築家に奪われていたユーザーを取り込もうと「ダイワハウス」「パナホーム」は木造住宅に活路を求めたのですが、トヨタホームは異なるようです。トヨタホームのブランドバリューから考えても、この判断は正解ではないかと、私は思っています。当初は建売や分譲のみということですが、将来的には注文住宅も視野に入れているのは間違いないようです。

 

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中小のローコスト系のハウスメーカー・工務店にとっては脅威!!

1,500万円〜2,000万円の価格帯を想定しているようで、一応はローコス系ハウスメーカーや工務店とは被らないとしていますが、彼らにとっては間違いなく大きな驚異となるでしょう。

 

特にローコスト系のハウスメーカーにとっては死活問題ともなりかねません。これまでのトヨタホームの鉄骨住宅とは、大きな価格差があったローコスト住宅ですが、多少の価格差ならブランド力を考えると、トヨタホームの木造住宅へ流れる可能性も大です。特に愛知近郊はこの傾向が強いでしょう。また、子会社である「トヨタ・ウッドユーホーム」との差別化も難しくなるかもしれません。

 

 

 

トヨタホームと比較されるハウスメーカー!!

木造住宅へ進出するトヨタホームですが、もちろんメインは鉄骨住宅です。トヨタホームと比較検討されるハウスメーカーは、おのずと鉄骨住宅を扱うハウスメーカーとなります。「ダイワハウス」「積水ハウス」「セキスイハイム」「パナホーム」「ヘーベルハウス」と、比較されるケースが多いようです。

 

メーカー名 構造 坪単価
ダイワハウス 鉄骨軸組構造 70〜90万円
積水ハウス 鉄骨軸組構造 70〜100万円
セキスイハイム ボックスラーメン構造 65〜90万円
パナホーム 鉄骨軸組構造 65〜85万円
ヘーベルハウス 鉄骨軸組構造 70〜90万円
トヨタホーム ボックスラーメン構造 65〜80万円
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※画像はトヨタホームHP等から引用

2018.1.20 投稿

 

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